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最終更新日：2025年1月1日
さて、まずは、CYGWINをWindows上に導入してみましょう。まず、CYGWINホームページにアクセスしてください。
色々説明が書いてありますが、Installing CYGWINというところに、インストール用ソフトをダウンロードするためのリンクがあるので、ここをクリックして、インストール用ソフトをダウンロードし、これを実行させてください。全世界の開発者が監視している全て公開を原則とするソフトなので、ハッキングなどの心配は無用です。白鴎大学のPDFファイルが参考になると思います。
実行させると、色々と聞いてきますが、まずは、標準仕様でダウンロードします。ダウンロード先は、日本国内の大学のサイトを選ぶのが安全だと思います。パッケージの選択画面であまりの多さにたじろぐかも知れませんが、アルファベット順になっているので、gccとgdbは必ず含めてください(最初から"install"になっているはずですが)。
ダウンロード内容の設定を終えるとダウンロードが始まります。Setupダイアログに途中の状況が表示されます。全てダウンロードするのに、インターネットのスピードにもよりますが、数時間～半日くらいを要します。昔は、１日で終わらない、なんてこともありました。問題は、ダウンロード途中で障害を起こして止まってしまうことがあることです。あともう少し、というところでコケると泣きたくなりますが、このときには、インストール用ソフトを再度動かして最初からやり直しになります。うまく行かない場合は、混雑を避けてダウンロード先を変えてみてください。
ダウンロードできたら、デスクトップ画面に、CYGWINを起動するアイコンができているはずです。
これをダブルクリックすると、CYGWINが起動して黒い背景のウィンドウが表れ、bashというソフトが起動して、コマンド入力待ちになります。
この画面上で、右クリックすると、メニューが現れますが、一番下の[Options...]をクリックすると、「Options」ダイアログが開きます。ここで、CYGWINの基本設定が行えます。
左側に並んでいる幾つかのサブメニューの中で、[Text]をクリックすると、TextとFontを指定する画面になります。CYGWIN画面の表示に使うフォントを指定し、"Locale"というところで、"ja_JP"を指定します。その右にCharacter setの指定がありますが、デフォルトは"UTF-8 (unicode)"ですが、C言語では、UTF-8だと色々と面倒なことがあるので、習熟するまでは、SJIS(Japanese)を設定してください。これで、CYGWINは、文字コードがshift-JISであるとして動作します。本ウェブサイトでは、shift-JISコードを前提として解説します。
次に、Ｃ言語のプログラムが動くかどうかチェックします。エディタで、
int main() {
printf("Hello!\n");
exit(0);
}
というプログラムを作成します。プログラムは、改行コードが、Windows風の0D，0Aの並びでも大丈夫です。プログラムは、ユーザー・ディレクトリ/home/user/の中("user"は、Windowsでどういうアカウントにしているかによって変わります)に、例えば、testというサブディレクトリを作ってその中に入れます。ファイル名は、test.cとします。
次に、コンパイルという作業を行います。このディレクトリの中で、
gcc test.c
とすると、このディレクトリ内に、test.exeという実行ファイルが生成されます。最初は、実行ファイルを見に行くディレクトリとして、/home/user/が設定されていないので、フルパスで、
/home/user/test/test.exe
と打ち込むと、画面に、 Hello!
と表示されるはずです。
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