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最終更新日：2025年1月4日
Dateオブジェクトは、1970年1月1日午前0時からのミリ秒を表す整数値を保持しているオブジェクトです。単に、日本で
var dt1 = new Date();
として、constructorを動作させ、
alert(dt1);
とすると、
Sat Nov 09 2024 07:35:23 GMT+0900(日本標準時)
として、システムが持っている地域情報に合わせて、現在時刻を表示してくれます。
alert(dt1.toISOString());
として、toISOStringメソッドを動かすと、
2024-11-08T22:35:23.004Z
となり、ISO形式で、JavaScriptが想定する標準時(日本時間より9時間遅れています)で時刻を表示します。constructorに現在時刻を引数として渡すことができるのですが、ISO形式で、現在の日本の時刻を指定して、
var dt2 = new Date("2024-11-09T07:52:00.000Z");
alert(dt2);
とすると、
Fri Nov 08 2024 16:52:99 GMT+0900(日本標準時)
と9時間ずれてしまい、現在時刻になってくれません。ISO形式で時刻を伝える場合には、9時間遅れた時刻を設定する必要があります。また、Dateオブジェクトのconstructorは2個以上の引数を指定すると、
new Date(year, month, day, hour, minute, second, millisecond);
として引数を扱います。指定しない場合、dayは1，その他は0として扱われます。また、月は、0が1月、1が2月、12月は11です。
var dt3 = new Date(2024, 10, 9, 8);
alert(dt3);
とすると、
Sat Nov 09 2024 08:00:00 GMT+0900(日本標準時)
となり、正しい日本標準時で表示してくれます。年、月、日、曜日、時、分、秒、ミリ秒を別個に取り出すときには、getFullYearメソッド、getMonthメソッド(月－1になります)、getDateメソッド、getDayメソッド(日曜が0，土曜が6です)、getHoursメソッド、getMinutesメソッド、getSecondsメソッド、getMillisecondsメソッドを用いて、以下のようにします。
var week = ['日', '月', '火', '水', '木', '金', '土']
alert(String(dt3.getFullYear()) + "年" + String(dt3.getMonth() + 1) + "月" + String(dt3.getDate(dt3)) + "日(" + week[dt3.getDay()] + ")"+ String(dt3.getHours()) + "時" + String(dt3.getMinutes()) + "分" + String(dt3.getSeconds()) + "秒" + String(getMilliseconds()));
とすると、
2024年11月9日(土)8時0分0秒
のように表示されます。また、Date.now()メソッドにより現在時刻のミリ秒値を取得できます。このメソッドは、インスタンスから呼ぶのではなく、直接クラスDateのメソッド(静的メソッドと言います)として呼び出します。
alert(Date.now());
とすると、
1731109589389
という具合にミリ秒値が得られます。Dateオブジェクトのテスト・プログラムはこちら。
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