苦学楽学塾 ホームページ
最終更新日：2025年1月4日
Nodeオブジェクトは、HTMLファイルのDOM情報のツリー構造を構成するオブジェクトです。documentオブジェクトの子オブジェクト、孫オブジェクトとなります。要素elementを1つのNodeと見てelementオブジェクトもNodeオブジェクトのメソッド、プロパティを利用できます。以下のようなメソッドがあります。
element.appendChild(child)
elementの親Nodeに子elementとなるchild要素を付加します。documentには親要素がないので、documentに対して適用すると、nullを返します。
element.cloneNode(sub)
elementのNodeの複製を生成します。subがfalseのとき、このelementの子のみ複製を作ります。subがtrueのとき、子Nodeの中の要素、テキスト・データも含めて複製を作ります。
element.contains(test)
elementのNode以下にtestが含まれているかをチェックします。含まれていればtrue、含まれていないければfalseを返します。
element.hasChildNodes()
elementのNode以下に子Nodeが存在するかをチェックします。子Nodeがあればtrue、なければfalseを返します。
element.insertBefore(newNode, refer)
elementの子であるreferのNodeの前に、newNodeを追加します。referがnullのとき親ノードの子Nodeの末尾に追加します。newNodeが親Nodeの子Nodeとして存在する場合は、既存のNodeの方は削除されます。
element.removeChild(child)
elementの子であるchildを削除します。
element.replaceChild(new , old)
elementの子であるoldを削除し、newと入れ替えます。
Nodeオブジェクトには以下のようなプロパティがあります。
element.baseURI
elementを含むHTML文書の絶対的URL文字列を返します。
element.childNodes
elementのすべての子ノードを取得し、配列に入れて返します。
element.children
elementの子ノードのうちタグ要素を取得し、配列に入れて返します。
element.firstChild
elementの最初の子ノードを返します。子ノードがなければnullを返します。
element.isConnected
elementがDOMツリーに接続されていればtrue，いなければfalseを返します。要素を生成あるいは複製しただけでは接続されていないので注意してください。appendChildメソッドやinsertBeforeメソッドなどにより接続されているelementであればtrueを返します。
element.lastChild
elementの末尾の子ノードを返します。子ノードがなければnullを返します。
element.nextSibling
elementの親の持つ子ノードの中でelementの次のNodeを返します。elementが末尾の子ノードであった場合には、nullを返します。
element.ownerDocument
elementを含むDOMツリーの最上位のオブジェクト、すなわち、documentオブジェクトを返します。
element.parentElement
elementの親である要素を返します。親ノードがなければnullを返します。
element.parentNode
elementの親であるNodeを返します。親ノードがないかDOMツリーに接続されていなければnullを返します。実質的にparentElementと同じです。
element.previousSibling
elementの親の持つ子ノードの中でelementの前のNodeを返します。elementが親ノードの先頭の子ノードであった場合にはnullを返します。
element.textContent
elementのテキスト部分を抜き出した文字列を返します。elementオブジェクトであるノード、例えば、<div>のようなタグでは、<div>～</div>の間の文字列を全て連結したものを返します。テキスト・ノードやコメント・ノードに対して適用すると、そのノードの文字列だけ返します。
【広告】 ここから広告です。ご覧の皆さまのご支援ご理解を賜りたく、よろしくお願いいたします。
【広告】 広告はここまでです。